洗濯用の漂白剤の正しい使い方の解説
大事な衣類を洗濯する場合、漂白剤の使用によって洗濯の結果が大きく変わってきます。
また漂白剤には種類、使い方が明確に決まっているため、とりあえず漂白剤を使用すると、より効果的な洗濯を行えると約束されているわけではありません。
漂白剤には正しい使い方がある
漂白剤の基礎知識となりますが、漂白剤には塩素系漂白剤、酸素系漂白剤の2種類があります。
このような大まかな種類に加えて、漂白剤には粉末タイプ、液状タイプがあるので、用途を理解して漂白剤を使用したほうが良いでしょう。
塩素系漂白剤は、主成分が次亜塩素酸ナトリウムのため、漂白、汚れ落としで効果を発揮します。
酸素系漂白剤は、主成分が過酸化水素、過炭酸ナトリウムのため、漂白力が弱い、白物以外の衣類に使えるという特徴があるのです。
とりあえず多くの人が使用している漂白剤が欲しいという場合は、酸素系漂白剤を購入すると良いでしょう。
ちなみに、漂白剤のすべてはウール、シルクには使えないとされています。
そのため、このような素材に対して漂白剤を使わないようにするだけでなく、漂白剤の殺菌力で、汚れ落としだけでなく臭い除去、除菌効果も付与するように使用するのがベストです。
補足となりますが、漂白剤は長く使用すると効果が上がるのではなく、長くても2時間以内に留めて使用するのがベストです。
漂白剤使用の目安は30~120分と言われているので、長過ぎる時間で漂白を行うと、かえって衣服を傷めてしまう結果になるでしょう。
漂白剤は一人暮らしでも必要
黄ばみに有効という性質があるため、漂白剤は、黄ばみ落とし以外では使用することが少ないと思われていることもあります。
ですが、漂白剤は通常の洗濯であっても入れて良いものです。
というのも漂白剤を入れていると、衣服の嫌な臭いが弱まるからです。
これによって衣服にこもってしまう臭いを落とせますし、生乾き臭のような臭いを予防することも可能なのです。
このような性質があるので一人暮らしの場合は、他の人の衣服から臭い移りする可能性が無いので、漂白剤は不要と考えている人もいます。
ですが、雑菌というのは少しずつ増えていきますし、小まめに洗っていても、洗濯槽が汚れている場合は、クリーナーを使用しない限り嫌な臭いがこもりやすくなります。
つまり適度に漂白剤を使用している場合、洗濯機そのものの臭いであり、その原因となる雑菌を減らすことに一役買ってくれるのです。
また、最近では漂白剤と洗剤が混ざっているタイプが販売されるようになりました。
このようなタイプは効果が弱いと思われがちですが、通常の洗剤よりも2~10倍の抗菌効果があるので、無理に洗剤、漂白剤を分けて使用する必要も少なくなってきました。